空調調和機の調和方式の種類と主な故障の原因を徹底解説!
皆さん、こんにちは。
板橋区を拠点に空調機のメンテナンスやクリーニング、配管やダクトの工事など空調全般の工事を手掛けている日本空調メンテナンス株式会社です。
5月の弊社リクルートサイトでは、初心者でも分かりやすい空調設備の基本的構成の解説記事を公開しました。
今回は、記事でも紹介した空調設備の構成要素のひとつである空調調和機の種類(調和方式)や故障の原因について、深堀り解説していきます。
気になる方は、是非下記のリンクから該当記事も併せてご覧ください。
(【業界に興味がある未経験者必見!】空調設備の基本的な構成を徹底解説! | 日本空調メンテナンス株式会社)
【空調調和機の役割と調和方式の種類】
空調調和機は、空調・換気で快適な室内環境を作る役割を担う、空調設備の心臓部的な装置です。
空気加熱器、空気冷却器、空気加湿器、エアコンフィルターや、送風機といった部品から構成されます。
空調調和機の調和方式は、熱媒や冷媒など、何を用いて熱源を運搬させるかによって種類が分けられ、
以下の4つに分別されます。
・ 全空気方式
・ 全水方式
・ 空気・水方式
・ 冷媒方式
<全空気方式>
空調機から調和された空気のみをダクトを通して各室内へ送る空調方式です。
全空気方式の中でも、単一ダクト方式、各階ユニット方式、および二重ダクト方式があります。
単一ダクト方式は、機械室に設置した空調機(AHU)から一本の給気ダクトを分岐して各部屋に調和された空気(冷風・温風)を送り込むシンプルな空調方式です。
各階ユニット方式は、空調機を各階に設置し、空調を送り込む方式です。
各階に機械室を設置する必要がありますが、階ごとの運転・制御が可能になります。
二重ダクト方式は、空調機で冷風と温風を作り、混合ボックスで適温に混合された後、2本のダクトで各室内やゾーンで空調を送り込む方式です。
各室内の温度調整ができる高度な空調方式ですが、冷風と温風を混合させるためのエネルギーの損失が大きく、省エネ面では他の方式と劣ります。
<全水方式>
水方式は、機械室の熱源から供給される冷温水を各室内の空調機で冷温風に変えて空調を調節する調和方式です。
ファンコイルユニット方式も水方式に該当し、この方式で用いられる空調機をファンコイルユニットといいます。
このユニット内にはファン、冷温水コイル、エアフィルタなどが内蔵されています。
水方式の利点は、区画ごとの空調の温度調節が可能なことで、病院の病室やホテルの客室など小部屋ごとの空調に適しています。
一方で、水方式は室内の空気を循環させて空調を行うため、新鮮な空気が不足してしまいます。
また、分散配置されているゆえ、メンテナンスが煩雑になりがちという欠点もあります。
<空気・水方式>
空気・水方式は、機械室の空調機で一次処理した空気(外気)をダクトで冷水・温水をパイプで供給し、各室内の空調機で二次処理する調和方式です。
室内の空気を循環させて空調を行う水方式に対し、
水・空気方式は、換気用に外気用空調機を設置しているため、ダクトで屋外の新鮮な空気を室内へ取り入れることが可能です。
「ダクト併用ファンコイルユニット方式」とも呼ばれます。
<冷媒方式>
冷凍機の冷媒によって冷暖房を行う調和方式です。家庭用エアコンがこれに該当します。
【空調機の主な故障の原因】
① 送風機が稼働しない(送風しない)
この場合は、電動機の過負荷によって過電流保護機が作業している可能性や、電源での短絡事故、電動機の軸受けの破損など、電動機に係る故障・障害が原因となるケースが多いです。
② 空調効率(冷暖房、換気)が低下している
送風機のダンパーが閉じてしまっていたり、加熱器や冷却器の目詰まりなど、定期的なメンテナンス不足によって空調効率が落ちてしまう事例が多くみられます。
他にも、冷・温水配管のバルブの開度不足や配管の目詰まり、加熱器や冷却器への通水量不足といった不具合が原因となることもあります。
③ 異常騒音・異常振動する
送風機用電動機の軸受けの破損や、Vベルトの張りすぎ、グリースの汚れ、注油不足による送風機用軸受けの破損になどが主な原因としてあげられます。
④ ドレンパンから水漏れする
メンテナンス不足によるドレンパンの汚れの蓄積、ドレン排水管の目詰まりなどが原因として多く挙げられます。
【まとめ】
空調調和機は、人の健康に直接影響するものであるため、綺麗な状態を保つことが肝要です。
また、定期的なメンテナンスを怠ると部品の破損や水漏れ・異音といった不具合も生じやすく、
管理する側は、空調機の保全管理にも十分配慮してください。
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